「わが町、緑園都市。本当は弥生台。」しばご

横浜市泉区に引っ越してきて約15年。すっかり横浜市民になりました。
弥生台と緑園都市の間に住んでいて、本当はちょっと弥生台に近いのに、誰かに「どこに住んでいるの?」って聞かれたら、緑園都市って答えます。
会社に勤めていた頃、通勤経路の申告をするときは「横浜~弥生台」で申請していたのに、それでも「住んでいるところは緑園都市」って言うのは、その響きがかっこいいからですかね。嘘をついているんじゃないですよ。
「弥生台」なんてて言っても、横浜市民じゃないとどこか分かってもらえないしね。
そんな弥生台も駅前がどんどん工事が進んで、生まれ変わろうとしています。大きな病院ができて変わりゆく弥生台。古式ゆかしき名前の弥生台と、セレブが住んでいそうな緑園都市。どちらもとても好きな街です。

-いつも、ジョギングをしているんだ。
私は健康のために、いつからかは忘れましたが、ジョギングを始めました。ジムのランニングマシーンの上ではなく、泉区内の風景・この地域に住む人たちを見ながら走るのがとても気持ちがいいです。
陸の孤島なんかじゃない!泉区って四季を感じられる素敵な街なんです。
何となく決めているコースは2パターンあります。一つは緑園都市・南万騎が原方面、もう一つは弥生台・いずみ野方面です。

南万騎が原の駅まで、相鉄が開発した緑園都市の高級住宅を見ながら走れば、この立派な屋敷に住んでいる人はどんなお仕事をしている人なんだろうか?とか、年収でいくら稼いでいればこんな立派な家に住めるんだ?って感じます。
ガレージに停まっている高級車に乗ってみたいな~と思うけど、そんなときは羨ましがらずに一心にジョギングをして邪念を振り払います。
大池公園と呼ばれているこども自然公園は、緑がいっぱいだけど、そんなことよりもかわいいモルモットがいっぱいいるので、それを見るためにそこまで走るんですよね。子供連れのお母さん、「子育てご苦労様です」なーんて思いながら。
子育てするのも大変な時代になっているけど、ベビーカーに乗っている小さな子どもたちが大人になる頃、どんな街になっているんだろうか?
大池公園から緑園都市のメインストリートを下ってこれば、フェリスの女子大生がたくさんいるので、これもまた素敵な風景です。春先は新入生が集団で動くんですが、夏が来て秋になると、その風景も少し変わります。
服装だけじゃなく、顔つきもどんどん変わってくるんですよね。じろじろ見ていると、変なおじさんに思われるかもしれないので、チラ見してササっと走り抜けます。
校名がちょっとかっこよくなった緑園高校の生徒も、楽しそうに歩いているんですよね、緑園都市界隈って。ちゃんと勉強しろよ!って化粧している女の子たちに言う気もないけど、個性を伸ばして頑張っている感じがとても好きです。
ちょっと高いところから相鉄の電車が走ってくると、「この街ってインスタ映えするよね~」なんて思いながら風景の写真をスマホで写すけど、その写真をインスタに投稿するわけでもなく・・・。

弥生台を抜けていずみ野まで走る時は、緑園都市を走る時とまた違った気持ちになります。高校生とか大学生の姿よりも主婦が多いような気がするんですよね。
横浜全体から見れば、陸の孤島で似たようなものかもしれないけど、ここに住んでいる住民にとっては全然違うんですわ。いや、陸の孤島ではなく、いろいろな個性的な店もあるエリアね。そもそも相鉄いずみ野線が誇らしげに走っているんですからね。
いずみ野駅もすっかりきれいになって、昔がどんな駅だったのか忘れてしまいました。変わらないのが泉図書館だけど、そこで休憩をしながらちょっと雑誌を読んで、また坂を下ってジョギング終了なんです。
「泉区っていいね」って思いながらジョギングしていても、全く痩せないのが腹立たしいけど、まぁそんなことは気にせずに、ジョギングを続けたいと思っています。

-関東のローカル私鉄、相鉄。
相鉄って、自虐的な雰囲気があって、好きです。今は、東京に直接に行かないから、京急とか東急と違って、横浜ローカルな雰囲気がもりもりです。
だからこそ、横浜市民に愛されているんですよね。弥生台から横浜に出て、そこから、渋谷とか新宿に通勤するのはちょっと遠いけど、これからへのアクセスが良くなると、毎日、遠くまで通勤しているサラリーマンも少しは楽になるのかな。
新しいネイビーブルーの電車の落ち着いた照明色は、より一層サラリーマンを癒してくれるのかなって、思いますよ。数年前までは、都心まで通うには遠いこのエリアから苦しんで通勤していたっけ。
「あまり働き過ぎると体を壊してしまいますよ」って疲れ気味のお父さんに言ってあげたいけど、それは心の中だけにしておきますね。
この間、湘南台まで相鉄に乗っていきました。
湘南台行きのいずみ野線の電車は、緑園トンネルを越えると視界がとても広がるんですよね。そして、いずみ中央を抜けると、まだ開拓されていない土地がが広がっていて、何かポテンシャルさえ感じます。
でも、ちょっと考えてみると、「これからの日本、人口って、増えていくんだっけ?」って言う事を思い出し、泉区の農地が住宅やマンションになることはないんだろうな・・・などと考えてちょっとホッとしたりして。
5年後、10年後、相鉄の車窓からの風景は、あまり変わらず今のままでいれたらいいなって思うんです。その風景を見る人の立場や責任が変わるかもしれないけどね。

著者

しばご